台湾国防部によりますと、16日未明アメリカのトランプ前政権が2019年に売却を決めた主力戦車「エイブラムス」108両のうち、38両が台湾北部の新竹にある陸軍の訓練指揮部に初めて到着しました。
訓練指揮部の前では、カバーをかけられた「エイブラムス」とみられる車両がトレーラーで次々に運ばれていくのが確認できました。
台湾国防部によりますと、「エイブラムス」は主砲として120ミリ砲を搭載し、攻撃能力が高く、最高速度は時速67キロで、機動力にもすぐれているということです。
台湾メディアは、来年に42両、再来年に28両がそれぞれアメリカから台湾に引き渡されると伝えています。
台湾周辺では中国が大規模な軍事演習を繰り返し、今月も多数の艦艇や中国海警局の船を連日展開するなど、「台湾独立派」とみなす頼清徳総統への軍事的な圧力を強めています。
台湾としては、アメリカ軍の主力戦車を導入することで装備の近代化を進め、防衛力を強化するねらいです。
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