日本被団協 きょうノーベル平和賞授賞式 田中熙巳さんが会見
被爆者たちはNGOの「ピースボート」と原水協=原水爆禁止日本協議会が主催するツアーで現地入りしていて、9日、首都オスロ中心部の議会前におよそ30人が集まりました。
そして、「ノーモア ヒロシマ ノーモア ナガサキ」と書かれた横断幕などを掲げたあと、長崎市で生後6か月余りのときに被爆した福島富子さんなど代表者2人が、日本から持ってきた核兵器廃絶への願いを込めた折り鶴をノルウェーの議員たちに手渡しました。
福島さんは「私の背中には多くの名もない被爆者たちの思いがあり、その人たちと一緒に折り鶴を渡しました。世界の人たちと一緒に核のない世界を作っていきたいという思いを込めました」と話していました。
この日は、2017年にノーベル平和賞を受賞した国際NGO、ICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンの呼びかけで地元の小学生たちも参加し、折り鶴を議員に手渡したり、議会前のクリスマスツリーにかけたりしていました。
ICANノルウェーのビードショル代表は「ノルウェーの政治家は被爆者たちの声を聞いて核軍縮に向けた取り組みを強化し、核兵器禁止条約を批准しなければならない」と話していました。
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