台湾の頼清徳総統が就任後初めての外国訪問でハワイやグアムに立ち寄り、アメリカ議会の要人と電話で会談したことなどについて、中国は強く反発し、対抗措置として台湾周辺で大規模な軍事演習を行う可能性が伝えられています。
こうした中、台湾国防部は9日、中国軍の艦艇の編隊や中国海警局の船が台湾海峡周辺や西太平洋の海域に進入して活動していると発表しました。
また、台湾で沿岸警備を担当する海巡署は、中国海警局の船、合わせて7隻を台湾周辺で確認し、巡視船を派遣して監視を続けているということで、その様子を写した写真や動画を公開しました。
さらに、台湾国防部は、中国軍が9日から11日まで浙江省と福建省の東の空域で航空機の飛行を制限するエリアを7か所設定したことを明らかにし、警戒と監視を強化しています。
台湾国防部は「いかなる一方的で非理性的な挑発行為もインド太平洋地域の平和と安定を著しく破壊することになる」と中国をけん制しています。
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