アメリカのトランプ次期大統領はNBCテレビのインタビューに応じ、その内容が8日、放送されました。

この中でトランプ氏は、FRB=連邦準備制度理事会の議長で、2026年5月までが任期のパウエル氏について、交代させる考えはあるか問われたのに対し、仮に求めたとしても、パウエル氏が応じない可能性があるという認識を示した上で、交代は考えていないと明言しました。

トランプ氏は1期目の政権でパウエル氏をFRBの議長に指名しましたが、その後、金融政策の判断をめぐってたびたび批判した経緯があり、新政権の発足に合わせて交代を求めないか注目されていました。

一方、パウエル氏は11月、記者会見でトランプ氏から辞任を求められても応じない考えを示し、大統領による解任について「法律上、認められていない」と述べていました。

トランプ氏は1期目で、政府から独立した立場で金融政策を進める考えを強調するパウエル氏に不満を表明し、圧力をかけたため、欧米メディアは2期目でも再びぶつかる可能性があると伝えています。

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