83年前の1941年、日本時間の12月8日未明、旧日本軍はハワイの真珠湾を攻撃し、太平洋戦争が開戦しました。

真珠湾を臨む「パールハーバー国立記念公園」では、現地時間の7日、犠牲者を追悼する式典が開かれ、アメリカ軍の関係者やその家族、退役軍人など1200人あまりが出席しました。

式典では、真珠湾への攻撃が始まった午前7時55分にあわせて死亡したおよそ2400人に黙とうをささげました。

このあと、アメリカ太平洋艦隊のケーラー司令官が、「真珠湾攻撃から多くのことを学んだ。私たちは亡くなった偉大な世代に対し、あなた方が残してくれたものを決して忘れないと約束する」と述べ、国防を通じた平和への誓いを述べていました。

当時を体験した人が高齢化するなか、ことし4月には、沈没した戦艦アリゾナの乗組員の最後の生存者が亡くなりました。

こうした中、ことしの式典は「前進」がテーマとされ、祖父がアリゾナの乗組員だった遺族も登壇して、「アリゾナは悲劇からの前進と、人々の不屈の精神を象徴している。私たちは真珠湾の教訓を指針に、未来に向けて前進し続けるだろう」と述べ、新たな世代に語り継ぐことの大切さを強調しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。