対馬海峡を挟んで向かい合う日本と韓国の8つの自治体は友好促進などを目的に毎年、自治体トップが参加する会議を開いています。
ことしは日本側から福岡や佐賀など4県の知事が、韓国側からはプサン(釜山)やチョルラ南道(全羅南道)など1市3道の首長が参加して、7日から佐賀県嬉野市で開かれる予定でしたが、佐賀県によりますと韓国側から4日になって、「参加できない」という連絡があったということです。
韓国のユン・ソンニョル大統領による非常戒厳の宣言をきっかけに韓国国内で混乱が続くなか、佐賀県は日程の再調整も難しいことから中止を決めたということです。
この会議が中止されるのは初めてで佐賀県の山口知事は「極めて残念だが、タイミングが近接しているため断念した。会議は続けたいと思っているので、来年のチェジュ(済州)での開催で意識統一を図っていきたい」と話していました。
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