静岡県の鈴木康友知事は3日、12月下旬のインド西部グジャラート州訪問への所感を問われ「IT(情報技術)やスタートアップなどインドの高度人材が静岡に来てもらえるようにしていきたい」と意気込みを語った。同州はインド内でも工業化が進んでおり、スズキなど県内企業の進出も多い。友好協定も結んで経済交流に弾みをつける。
22〜26日の日程で鈴木知事や静岡県議会議員、経済関係者らが訪れる。中野祐介市長ら浜松市の訪問団も途中まで同行する予定。同州政府への表敬訪問や県内から進出している企業の工場、教育機関などを視察する。「モディ首相の出身地でもあり、国内で最も発展している。ウィンウィンの関係構築を図りたい」と述べた。
県内への呼び込みにも意欲を示し、「(外国人でも)生活しやすい多文化共生を進めている。安心して来られる県とアピールしていく」と話した。2日に開会した県議会12月定例会では同州と県の友好協定締結案を提出しており、結ばれれば中国や韓国に続く4都市目になる。
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