トー・ラム書記長は政府や党の機構の合理化を訴える=国営ベトナム通信

【ハノイ=共同】ベトナム共産党の最高指導部メンバー、レ・ミン・フン党中央組織委員長は1日、全国会議で、効率化を推進するため、大規模な省庁再編や党組織の統廃合を検討中だと明らかにした。地元メディアによると、財務省と計画投資省、運輸省と建設省をそれぞれ統合する案などがあり、来春をめどに計画を固める予定だという。

検討されている案では、労働・傷病軍人・社会事業省は解体され、別の複数の省や組織に業務を移管する。党の関連組織なども再編されるほか、地方組織にも影響する可能性がある。

最高指導者のトー・ラム党書記長は8月の就任以来、政府や党を含めた各機構の役割が重複し、ベトナムの発展を妨げていると主張。合理化や効率化を重視する考えを繰り返し訴えている。

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