ポーランドのワルシャワで19日開かれた会合は、ドイツ、フランス、イギリスなどヨーロッパの6か国の外相がオンラインも交えて参加し、NATO=北大西洋条約機構の防衛へのヨーロッパ側の貢献が少ないと批判してきたアメリカのトランプ次期政権との関係などについて協議しました。

会合後に発表された共同宣言ではロシアについて「ヨーロッパの安全保障体制を攻撃している」と強い危機感を示し、アメリカを含むNATOの結束が安全保障の土台だと改めて強調しています。

その上で、NATOの強化のため各国が国防費を増やす方針を確認し、その規模はNATOの目標であるGDP=国内総生産の2%以上にする必要もあるとしています。

また、ウクライナ支援の強化も必要だとしていて、ポーランドの外相は記者会見でアメリカが支援を減らした場合、複数の国がその分を肩代わりする意向を示したと明らかにしました。

ドイツのベアボック外相は会見で「いまはアメリカとの同盟関係を弱めるのではなく、強化する時だ」と述べ、トランプ次期大統領とも緊密に連携していきたいという考えを示しました。

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