核兵器廃絶を求める署名を国連に届ける活動を続けてきた「高校生平和大使」のメンバーで、広島県の甲斐なつきさん、長崎県の大原悠佳さんと、津田凛さん、熊本県の島津陽奈さんの4人は、18日、広島市役所で会見を開きました。

日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞する来月10日に合わせてノルウェーの首都・オスロを訪れて授賞式に出席する予定のほか、被爆者とともに現地の高校で核兵器について議論するイベントなどに参加します。

このうち、甲斐さんは曽祖父が被爆者で、平和賞の発表を日本被団協の代表委員の隣で見守ったことから、「オスロでもう一度、喜びを分かち合えるのがうれしい。若者に託されたメッセージを再確認して、これからの活動に役立てていきたい」と話しました。

祖母が「被爆体験者」の大原さんは「現地の学校との交流の中で、原爆投下から79年がたっても核兵器による問題が残っているという現状を伝えたい」と語りました。

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