2020年にタイから撤退していたが、再進出を目指す

トリドールホールディングス(HD)は15日、タイでの外食事業の展開に向けて、タイ最大手財閥のチャロン・ポカパン(CP)グループと事業提携の議論を始めることで合意したと発表した。トリドールが持つ外食ブランドの現地展開を視野に入れる。現地の大手財閥と組み、日本食人気が高まるアジアでの展開を加速させる。

トリドールHDは2011年にうどん店「丸亀製麺」のフランチャイズチェーン(FC)展開する契約を現地企業と結び、タイで展開していたが、20年にFC契約を終了し同国から撤退していた。

CPグループは傘下の食品会社チャロン・ポカパン・フーズ(CPF)グループを通じて、フライドチキンチェーン「チェスターズ」など多くの外食店を展開している。トリドールはCPFグループのタイでの外食の展開ノウハウを取り入れ、同国への再進出を狙うほか、アジアでの事業拡大に向けた足がかりとする考え。展開ブランドなどは今後検討する。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。