日本やアメリカ、中国など21の国と地域が参加するAPECの首脳会議は、ペルーの首都リマで15日から2日間の日程で行われ、貿易・投資、持続可能な成長などをテーマに議論が行われます。

会議には、日本の石破総理大臣やアメリカのバイデン大統領、中国の習近平国家主席などが出席する予定で、このうち、バイデン大統領はトランプ氏が大統領に就任するのを前に、飢餓や気候変動、それにウクライナ情勢など、世界的な課題について議論を進めるものとみられます。

一方、中国の習近平国家主席は、首脳会議に先立つ形で、14日、ペルーのボルアルテ大統領とともに「一帯一路」の重要事業として現地に建設された新たな港湾施設の開港を祝い、この地域での存在感の高まりを印象づけたほか各国との関係強化を図りたい考えです。

また、この2日間には、米中・日中・日米など2国間の首脳会談も調整されていて、関税の引き上げを掲げ保護主義的な姿勢をとるアメリカのトランプ次期大統領の就任を前に、どのような意見が交わされるのか注目されます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。