日本の「大学入学共通テスト」にあたる韓国の「大学修学能力試験」にはことし、全国で52万人余りが出願し、14日朝から各地の会場で受験生たちが試験に臨んでいます。

学歴を重視する傾向が強い韓国では、試験が人生を左右するとも言われ、ことしも遅刻しそうになった受験生を警察がパトカーで送り届ける様子が見られたほか、英語のリスニング試験が行われる時間帯には騒音を避けるため航空機の発着が制限されるなど、国を挙げて受験生を支えました。

試験会場周辺では緊張した面持ちで会場に向かう受験生に向けて、後輩らが「試験満点」などと書かれたメッセージを掲げたり、「頑張れ」と声をかけたりして激励していました。

今回が3回目という受験生は「長い間準備したのでよい結果が出てほしいし、応援してくれる人も多くいるので期待に応えたいです」と話していました。

また、ソウル市内の寺院では受験生の家族たちが試験がうまくいくよう祈る姿が見られました。

母親は「きょうは休暇を取って来ました。勉強を頑張ったので最後まで最善を尽くしてほしい」と話していました。

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