これはリベラルな論調で知られるイギリスの有力紙「ガーディアン」が13日、ホームページで発表しました。
この中でXについて「極右の陰謀論や人種差別などを含む不穏な投稿がしばしば宣伝されたり見受けられたりする」と指摘した上で「有害なメディアプラットフォームで、オーナーのマスク氏が政治的な言説を形づくるのに利用していることが、アメリカ大統領選挙を通じても強調された」と批判し、今後は自社の記事などを投稿しないとしました。
一方で、情報収集のために記者による利用は続けるとしています。
これに対しマスク氏はガーディアンについて「骨の折れる、卑劣なプロパガンダ機関だ」とX上に投稿して応じました。
Xをめぐっては、偽情報を拡散するアカウントの規制などに応じなかったとして、ブラジルの最高裁判所がサービスを停止する命令を一時出したほか、イギリスではことし7月以降、反移民感情をあおるX上の偽情報によって暴動が拡大したことなどをきっかけに地方の警察や教育機関が利用の見直しや停止を相次いで表明していて、プラットフォームとしての中立性を疑問視する動きが出ています。
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