トランプ氏が不倫の口止め料をめぐって帳簿などの業務記録を改ざんした罪に問われたニューヨーク州の裁判はことし5月に有罪の評決が下されましたが、量刑の言い渡しは大統領選挙に影響を与えようとしているといった見方を避けるなどの理由で、2度にわたって延期されています。

裁判所は量刑の言い渡しを11月26日に行うかどうかの判断について、これまで12日に示すとしていましたが、1週間後の19日までさらに延期することが明らかになりました。

延期の理由についてアメリカメディアは大統領選挙でのトランプ氏の勝利を受けて、検察側が来年1月に大統領に再び就任する影響などを見極める時間が必要だと要請したためだと伝えています。

トランプ氏は、あわせて4つの刑事事件で罪に問われていますが、大統領経験者として初めて刑事裁判で有罪評決を受けたニューヨーク州の裁判は司法手続き上、異例の展開が続いています。

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