バイデン米大統領はイスラエルのヘルツォグ大統領と会談した=AP

【ワシントン=芦塚智子】バイデン米大統領は12日、ホワイトハウスでイスラエルのヘルツォグ大統領と会談した。パレスチナ自治区ガザの情勢や人道状支援状況、イスラエルとレバノンの親イラン民兵組織ヒスボラとの停戦交渉などについて協議したとみられる。

バイデン氏は会談を前に「私のイスラエルに対する深い関与は鉄のように堅固だ」と表明した。ヘルツォグ氏は「全てはテヘラン(イラン政府)、悪の帝国から始まっている」と述べ、中東の混乱の元凶はイランだと非難した。バイデン政権とトランプ次期政権に対し、イランの核開発を含めた「邪悪な意図」の阻止への協力を求めた。

バイデン氏は2025年1月までの任期中にガザやレバノンでの停戦協議を前進させたい考えだ。

イスラエルのネタニヤフ首相はトランプ次期大統領に電話で祝意を伝え、イラン問題などについて協議している。米メディアによると、ヘルツォグ氏はワシントンでトランプ氏が次期国連大使に起用を発表したステファニク下院議員にも会う予定だという。

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