ニシキゴイは、中国では富の象徴や縁起物として人気が高く「泳ぐ宝石」とも呼ばれ高値で取り引きされています。
南部・広東省の東莞では9日、中国各地から集められた養殖のニシキゴイの品評会が開かれました。
品評会には日本から招かれた審査員も参加しました。
このうち体長83センチ以上の大型部門には、およそ80匹が出品され、審査の結果、赤と白の模様が鮮やかな「紅白」という品種が1位に選ばれました。
中国の愛好家の間では、質が高いとして日本産のニシキゴイの人気が高く、おととしの日本から中国への輸出額は12億円にのぼっていましたが、去年11月からは中国側の措置で輸出ができなくなっていました。
しかし日中間で合意し、先月から再び輸出できるようになり、今後取り引きの活発化が期待されています。
審査員を務めた福岡県の養殖業者 尾形学さんは「中国の養殖技術が高くなっていて、うかうかしていられないが、中国の市場は大きいので期待している」と話していました。
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