イスラエル軍はガザ地区北部でイスラム組織ハマスに対する攻勢を強めていて、北部ベイトラヒヤで新たに地上作戦を開始したと7日、発表しました。

イスラエル軍は先月から続けている同じ北部のジャバリアでの地上作戦に続き、範囲を拡大した形です。

パレスチナのメディアは北部ガザ市で住民の避難先となっている学校が空爆され、10人が死亡したと伝えています。

ガザ地区の保健当局は去年10月に戦闘が始まってから13か月となる7日、これまでの死者が4万3469人にのぼったと発表し、犠牲者が増え続けています。

一方、イスラエル軍は隣国のレバノンでイスラム教シーア派組織ヒズボラへの攻撃を続けていて、7日も各地への空爆に加えて、南部での地上作戦でヒズボラの戦闘員を殺害したなどと発表しました。

レバノンの保健省は7日、南部シドンへの空爆で3人が死亡したとしています。

また、シドンでは7日午後、平和維持活動にあたる国連のレバノン暫定軍の車列の近くに無人機による攻撃があり、隊員5人が軽いけがをしました。

国連のレバノン暫定軍は、すべての当事者に対し隊員や市民の安全を求め、交渉によって事態を解決すべきだと改めて呼びかけています。

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