武藤顕駐ロシア大使ら28カ国の外国大使がプーチン大統領㊨への信任状奉呈式に出席した(5日、モスクワ)=AP

ロシアのプーチン大統領は5日、着任した外国大使から信任状を受け取る奉呈式での演説で、日本を含む西側諸国に「対立は求めていない」と述べた。長期化しているウクライナ侵略については「ロシアは交渉に応じる用意がある」と改めて述べた。

奉呈式には2023年12月に着任した武藤顕駐ロシア大使を含む28カ国の大使が参加した。プーチン氏は日本やカナダ、イタリアなど「非友好国」と位置づける12カ国の大使に対し、外交やビジネスなど「接触は最小限にとどまっている」と指摘した。

今回の奉呈式ではインドなど、ロシアが「友好国」と位置づける国の大使も参加した。プーチン氏は「(友好国との)協力は多面的で真のパートナーシップに基づくものだ」と言及した。

演説ではロシア西部カザンで10月に開いた有力新興国によるBRICS首脳会議にも触れ「国際情勢におけるBRICSの役割とその権威は強化され続けている」と強調した。

【関連記事】

  • ・北朝鮮兵1万人超、「相当数がロシア前線へ」 韓国分析
  • ・世界を変える米大統領選 中東・欧州・中国はここに注目
  • ・BRICS共同宣言、西側の「制裁に懸念」 加盟国に温度差も

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。