イランの最高指導者ハメネイ師は2日、先月26日に国内の軍事施設を攻撃したイスラエルに対し「必ず厳しい対応を受けることを知るべきだ」と述べて報復攻撃を行う考えを示しました。

ハメネイ師は攻撃の時期などについては具体的に言及しませんでしたが、アメリカのメディアは近く行われる可能性があると伝えています。

こうした中、イスラエル軍は3日、ハレビ参謀総長がアメリカ中央軍のクリラ司令官と先月31日に会談し、イランへの対応について協議したと発表しました。

またアメリカ中央軍は中東地域に爆撃機を追加で配備したと発表し、イスラエルのメディアはイランの攻撃を抑止するねらいがあるとしています。

アメリカのニュースサイト、アクシオスは関係者の話としてイスラエルを攻撃しないようアメリカがスイスを通してイランに警告したと伝えていて、イスラエルとアメリカは警戒を強めています。

イスラエルはイランによるミサイル攻撃への対抗措置として先月26日に攻撃を行っていて、イランが報復攻撃に踏み切れば中東の軍事大国どうしの間で攻撃の応酬に歯止めがかからなくなるおそれもあり、地域の緊張が続いています。

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