このデモは、1979年のイスラム革命で反米の現体制が樹立されたあと学生グループがアメリカ大使館を占拠した事件から45年がたつのに合わせて、3日、首都テヘランで行われました。
デモの参加者は、ことし7月以降、相次いでイスラエルに殺害されたパレスチナのイスラム組織ハマスや、レバノンのシーア派組織ヒズボラの指導者の写真を掲げて通りを行進しました。
そして10月、イラン国内の軍事施設を攻撃したイスラエルと、その後ろ盾であるアメリカを非難する声をあげました。
10月のイスラエルの攻撃に対し最高指導者のハメネイ師は2日、報復を行う考えを表明しています。
60歳の男性は「イスラエルの侵略行為はわれわれを脅すことを目的にアメリカの支援を受けて行われてきました。今回はより激しい報復を行うべきです」と話していました。
また、11月5日に迫ったアメリカの大統領選挙について、在任中、イランに強硬な姿勢をとってきたトランプ前大統領の再選を警戒する声も聞かれ、18歳の男性は「在任中のトランプ氏を見てきた多くの人間が、彼は大統領になるべきではないと思っています」と話していました。
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