ウクライナ軍は3日、ロシア軍が2日から3日にかけて首都キーウを始め、東部や南部など各地に無人機96機で攻撃を仕掛けたと発表しました。

このうち66機を撃墜したということですが、キーウでは撃墜した無人機の破片が落ち大学の寮や校舎の窓ガラスが割れるなどの被害が出ました。

キーウでは前日も無人機を迎撃した際に集合住宅などに被害が出ていて、地元の当局は「ロシア軍の無人機は集団でキーウに近づき、市内に入る前に分散して極めて低い高度で飛行した」と指摘しました。

当局の報道官は、こうした無人機の動きについて現地メディアの取材に対し「主な目的は防空部隊を混乱させることだ」と述べた上で、ロシア軍の無人機は波状攻撃も行って防空システムをかいくぐろうとしているとして警戒を強めています。

ゼレンスキー大統領は3日、自身のSNSに「すべての攻撃はウクライナが世界から十分な支援を受けていれば不可能だった」と投稿し、ロシアが無人機などの製造に必要な部品を輸入できないようにする対策やウクライナへの支援の強化の重要性を国際社会に改めて訴えました。

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