10月29日から30日にかけてスペイン東部のバレンシア州などでは、記録的な大雨が降って洪水が起き、車や橋が流されるなどの被害が相次ぎました。
地元メディアによりますとこれまでに205人の死亡が確認され、スペイン国内の水害としては過去50年で最悪の規模だと伝えられています。
このうち60人以上が亡くなったバレンシア州のパイポルタでは、土砂とともに流されてきた乗用車がぐしゃぐしゃに壊れて積み重なっているほか、あちこちに土砂やがれきなどが散乱しています。
バレンシア州には復旧活動のために各地から多くのボランティアが集まっていて、消防や軍の部隊とともに、スコップやバケツ、水などを持って現場に向かっていました。
スペインのサンチェス首相は、SNSに「多くの公務員や何千人ものボランティアに感謝する。彼らはスペイン社会の団結と献身を示している」と投稿し、謝意を表しました。
スペイン当局は今後数日間さらに雨が降る可能性があると警告していて、被害の拡大が懸念されています。
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