ウクライナ南部のオデーサ州の知事は、州内で29日、ロシア軍によるミサイル攻撃があったとSNSで明らかにしました。

30日の朝までに、5人の死亡が確認されたほか、4歳の女の子を含む23人がけがをして病院で治療を受けているということです。

州知事は、ロシア軍は殺傷能力が高いクラスター弾を搭載したミサイルを使って攻撃したとみられると指摘し、現場の映像では、黒海の海岸近くにある建物から黒い煙が大きく立ち上り、焼け焦げている状況が確認できます。

ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、犠牲者に哀悼の意を示したうえで「迅速な支援と人々の命を守るためのタイムリーで勇気ある行動こそが私たち全員が耐えることを助ける」とSNSに投稿して、国民に結束を呼びかけました。

一方、ウクライナ大統領府は29日、アメリカとの間で2国間の安全保障協定の締結に向けた交渉を行ったと発表しました。

現地メディアは、これまでに9か国と協定を締結したとしていて、今後、各国がどこまでウクライナを支援できるかが焦点となります。

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