北朝鮮は10月31日、最高高度が7000キロを超えてこれまでで最も高く、飛しょう時間も1時間26分と最も長い、ICBM級の弾道ミサイルを発射しました。

弾頭の重量によっては、射程が1万5000キロを超えてアメリカ全土を収めると見られ、政府は、高度などから、これまでとは異なるタイプだった可能性もあるとしています。

政府内では「来週に控えるアメリカ大統領選挙を意識したと見るのが自然だ」とか、「アメリカと韓国の連携の動きをけん制したのではないか」といった見方が出ています。

さらに、北朝鮮の部隊がロシアに派遣されたことから「見返りとして、ロシアが核やミサイルの技術を提供するのではないか」といった懸念も出ています。

政府は、北朝鮮が今後、ミサイルの発射や核実験の実施を含め、さらなる挑発行為に出る可能性があるとして、アメリカや韓国とも連携して、情報分析を進めるとともに、警戒・監視を強めることにしています。

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