アメリカ商務省が10月31日に発表した9月のPCE=個人消費支出の物価指数は、前の年の同じ月と比べて2.1%の上昇でした。
上昇率は前の月を0.2ポイント下回り、2021年2月以来、3年7か月ぶりの低い水準となっています。
また、価格変動の大きいエネルギーと食品を除いた指数は前の年の同じ月と比べて2.7%の上昇でした。
上昇率は前の月と同じでした。
PCEはFRB=連邦準備制度理事会がインフレの実態を把握する指標として重視していますが、今回のデータでもインフレ率の低下傾向が続いていることが示されました。
市場ではFRBが11月6日から2日間開く金融政策を決める会合でインフレの鈍化を踏まえ0.25%の利下げを決めるという見方が広がっていて、今後の政策を見通すうえで11月1日に発表される雇用統計が注目されています。
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