中国国家統計局が31日発表した10月の製造業購買担当者景気指数（PMI）は50.1だった。前月より0.3ポイント高く、6カ月ぶりに好調・不調の境目である50を上回った。生産が増えたほか受注も回復して全体を押し上げた。
PMIは製造業3200社を対象に調べる。新規受注や生産、従業員数など項目ごとに調査する。50を上回れば前月より拡大、下回れば縮小を示す。
柱となる新規受注は前月より0.1ポイント上がって50ちょうどとなった。生産は0.8ポイント高い52で、2カ月連続で50を超えた。
企業の規模別でみると、大企業は前月から0.9ポイント上昇して51.5となり、引き続き50を超えた。中堅企業や民間企業が多い中小零細企業は50を下回った。
海外からの新規受注を示す指数は0.2ポイント低下して47.3で、6カ月連続で50を割り込んだ。
同時に発表した10月の非製造業のビジネス活動指数は50.2だった。9月から0.2ポイント上昇した。
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