EU=ヨーロッパ連合の統計局が30日に発表したユーロ圏のことし7月から9月までのGDPの伸び率は、前の3か月と比べて実質でプラス0.4%となり、年率に換算するとプラス1.5%でした。

国ごとの内訳では、ユーロ圏で最大の経済規模のドイツがプラス0.2%と前の期のマイナス0.3%からプラスに転じたほか、フランスは0.4%、スペインは0.8%、それぞれ増加しました。

イタリアは0%でした。

ユーロ圏ではインフレを抑え込むために高い金利の水準が続き、製造業の景況感を示す指数が低い水準となるなど景気の減速も懸念されていますが、今回の結果は市場が予想していた0.2%程度のプラス成長を上回った形です。

ヨーロッパ中央銀行は、9月と10月に、2会合続けて金利の引き下げを行っていて、今後のユーロ圏の経済にどのような影響を与えるかも注目されます。

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