スペイン東部のバレンシア州では、29日から30日にかけて記録的な大雨が降って洪水が発生し、建物が浸水するなどの被害が相次いでいます。

地元メディアが30日、当局の情報をもとに伝えたところによりますと、これまでに60人以上が死亡したほか、多くの道路が寸断され数百人が孤立した状態になっているということです。

被災した地域で撮影された映像では、一面が冠水した街の中で、救助隊が逃げ遅れたとみられる住民を建物の2階部分から助け出す様子が確認できます。

行方が分からない人もいるということで、当局が状況の確認を進めるとともに、軍の部隊が派遣されて捜索や救助活動を続けています。

バルセロナにある日本総領事館によりますと、これまでのところ日本人が被災したという情報はないということですが、引き続き情報の確認を続けるとともに注意を呼びかけています。

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