イスラエル軍はガザ地区北部でハマスの掃討作戦を続けていて、ガザ地区の保健当局は29日、北部のベイトラヒヤで住宅が空爆され、死者と行方不明者があわせて93人にのぼっていると発表しました。

パレスチナのメディアは住宅は5階建てで、およそ150人が身を寄せていましたが、空爆によって倒壊し、多くの人ががれきの下敷きになったと伝えています。

一方、今月27日に仲介国のカタールで再開した停戦などをめぐる協議についてアメリカのニュースサイト、アクシオスは協議に参加したアメリカのCIA=中央情報局のバーンズ長官が停戦期間を4週間とする案を提示したと伝えています。

この案では、停戦期間中にハマスが8人前後の人質を解放する代わりにイスラエルの刑務所に収容されているパレスチナ人数十人を釈放することが盛り込まれているということです。

協議ではより短期間の停戦を模索するエジプト政府の提案などさまざまな案が浮上していますが、進展は見られず、アクシオスはイスラエル、ハマスの双方とも来週行われるアメリカの大統領選挙の行方もにらみながら駆け引きをしていると伝えています。

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