2022年、ハロウィーンを控えたイテウォンで、若者らが折り重なるように倒れ、日本人女性2人を含む159人が死亡しました。

事故から29日で2年となり、韓国の国会で追悼行事が開かれました。

事故をめぐって遺族たちは真相究明が尽くされていないと声をあげていて、先月には専門家らによる調査委員会が発足し、改めて事故原因の調査や再発防止策の検討を進めています。

追悼行事で遺族を代表してあいさつしたイ・ジョンミン(李正敏)さんは「社会的な惨事のあと政治が一丸となることで、惨事が繰り返されず、世の中が変わるという希望を国民に与えられる」と訴えました。

ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は29日の閣議で「国民の日常を守り、安全な社会を作ることが犠牲者への真の哀悼だ」と述べ、関係機関に対し、安全対策の徹底を指示しました。

一方、ことしのハロウィーンにあわせてソウル市は繁華街8か所を「重点管理地域」に指定するなど対策を行っていて、イテウォンでは28日夜、警察官らが混雑の状況を確認していました。

イテウォンに来た30代の女性は「安全な社会のために、政府が法律などをしっかりと整備しなければいけないと思います」と話していました。

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