このイベントは、愛媛県酒造協同組合や愛媛県、それに現地の日本大使館などが28日マレーシアの首都クアラルンプールで開き、県内各地の8つの蔵元が参加しました。
この中で愛媛県酒造協同組合の越智浩理事長があいさつし、繊細でバランスの取れた風味など愛媛の日本酒の特徴を説明しました。
また、試飲会には愛媛県が開発した花の品種「さくらひめ」からつくられた酵母を用いた日本酒をはじめ、30余りの銘柄が出品され、現地の輸入業者などが各蔵元の日本酒を味わいました。
試飲した参加者は「愛媛の酒はすごくうまみがあり、おいしく味わえます」とか「甘さがそれほどでなく、辛口なのがマレーシア人の好みに合うと思います」などと話していました。
マレーシアでは日本食の普及とともに日本酒の人気が高まっていて、財務省の統計によりますと去年の日本からの輸入総額は10年前と比べて2.8倍に増えているということです。
愛媛県酒造協同組合はマレーシアに先立ってシンガポールでも同じようなイベントを開いていて、今後、経済成長が続く東南アジアへの販路を広げていきたいとしています。
越智理事長は「日本酒の魅力、おいしさをマレーシアの皆さんに知っていただくきっかけづくりとして来ましたが、試飲会に来られた方々が日本の料理に合うのはドライな酒だとちゃんと認識していることにびっくりしました。またぜひお邪魔して、愛媛の酒をもっと知っていただきたいです」と話していました。
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