BRICSはこれまで中国やロシア、インドなど新興5か国で構成されていましたが、去年の首脳会議でエジプトやイランなどが加わり9か国に拡大していて、タイやマレーシアなど東南アジアの国々でも加盟を希望する動きが相次いでいます。

こうした中、インドネシアの外務省が発表した声明によりますと、スギオノ外相は24日にロシアで開かれたBRICSの首脳会議で「BRICSはグローバル・サウスの共通の利益を話し合い、促進するための適切な手段になりうる」として、加盟を目指す意向を表明したということです。

食料やエネルギーの安全保障などを強化するねらいがあるものとみられ、今月20日に就任したプラボウォ大統領が掲げる政策と一致するとしています。

一方で「特定の陣営に加わることを意味するのではなく、あらゆるフォーラムに積極的に参加する」として、軍事同盟などには参加しない全方位外交の方針は変わっていないとしています。

インドネシアの人口はおよそ2億8000万と世界4位の規模で、加盟することになればBRICSは世界の総人口の半数近くを占めることになります。

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