トルコの首都アンカラ郊外にある軍需企業の施設で23日、2人組が銃を発砲し、その後駆けつけた治安当局との間で銃撃戦となり、トルコ政府によりますと5人が死亡、22人がけがをしました。
2人は治安当局に殺害され、トルコ政府が身元の特定を進めていましたが、イェルリカヤ内相は24日、2人はいずれもトルコ政府や欧米がテロ組織に指定するPKK=クルド労働者党のメンバーだとわかったと発表しました。
さらに、トルコ政府は隣国のシリア北部とイラク北部の合わせて47か所で、テロリストを標的に空爆を行ったと明らかにしました。
トルコではこれまでも、たびたびPKKによるテロ事件が起きていて、トルコ軍は報復としてシリア北部やイラク北部にあるPKK傘下とみなす、クルド人武装組織の拠点などへの攻撃を行っています。
ギュレル国防相は「妥協することなく作戦を続ける」と述べ、断固とした対応を続ける姿勢を強調しました。
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