イスラエル軍は22日、およそ3週間前にレバノンの首都ベイルート周辺で行った空爆でヒズボラの幹部、サフィエディン師を殺害したと発表しました。
サフィエディン師は9月、イスラエル軍の空爆で殺害されたヒズボラの最高指導者ナスララ師の後継者の有力候補で、イスラエル軍はヒズボラ幹部を相次いで殺害しています。
イスラエル軍は23日もベイルート周辺にあるヒズボラの司令部や武器庫を破壊したと発表し、レバノンの保健省によりますと去年10月からのイスラエル軍の攻撃で死者は2546人にのぼるとしています。
一方、アメリカはレバノンでの紛争拡大を防ぐため外交的な解決を目指すよう働きかけています。
これに関連してアメリカのニュースサイト、アクシオスは21日、イスラエルが外交的な解決策としてヒズボラの軍事的な行動を抑えるためとして今後もレバノン南部の陸上やレバノン領空での軍事行動を認めるよう要求していると伝えています。
ただアクシオスはこの要求は過去の国連安全保障理事会の停戦決議と矛盾しており、レバノン側が要求を受け入れる可能性は低いとのアメリカの当局者の見方を伝えています。
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