イスラエル軍はパレスチナのガザ地区への攻撃を続けていて、22日、北部ジャバリアへの空爆で戦闘員10人を殺害したなどと発表しました。
中東の衛星テレビ局アルジャジーラは22日、北部だけで37人が死亡したと伝えているほか、地元の保健当局はこれまでに4万2718人が死亡したとしています。
こうしたなか、アメリカのブリンケン国務長官は22日、イスラエルを訪れてネタニヤフ首相らと会談しました。
アメリカ国務省によりますとブリンケン長官は、イスラエルがハマスのシンワル最高幹部を殺害したことを受けて、ガザ地区での停戦と人質解放のための合意の必要性を強調したということです。
イスラエル首相府によりますと会談は2時間半に及んだとしています。
ガザ地区での停戦をめぐってはこれまで第1段階で6週間停戦し女性や高齢者の人質を解放する案が検討されていましたが、双方の立場の隔たりが大きく協議は行き詰まっていました。
アメリカのニュースサイトアクシオスは、仲介国エジプトとイスラエルの間では、まずは、これまでより短い数日間の停戦と引き換えに、少数の人質を解放するという妥協案も検討されていると報じていて、協議に進展が見られるかが焦点になっています。
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