民主党のハリス副大統領は、60歳の誕生日を迎えた20日、南部ジョージア州の教会の日曜礼拝に出席しました。
ハリス氏が壇上に現れると、集まった人たちが、「ハッピー・バースデー」を合唱して祝福しました。
ハリス氏は今月12日、みずからの健康状態について「大統領に求められる肉体的、精神的な強さを備えている」とする主治医の所見を含む記録を公開し、共和党のトランプ前大統領は診断結果の詳細を明らかにせず、透明性に欠けていると批判しました。
さらに18日には「トランプ氏は疲れを理由にメディアのインタビューを断っていると聞く。選挙活動で疲れ切っているようで大統領の仕事が務まるのか」と発言するなど、78歳のトランプ氏より自分のほうが大統領にふさわしいという訴えを強めています。
一方、トランプ氏は18日、「私が少しでも休んでいるところを見たことがあるだろうか。私は疲れてなどいない。活力がみなぎっている」と反論しています。
投票日まで2週間余りとなるなか、両候補者のあいだで、体力や健康をめぐる応酬も激しさを増しています。
共和党 トランプ前大統領 マクドナルドでポテトを揚げる
共和党のトランプ前大統領は20日、激戦州の一つ、東部ペンシルベニア州で大手ハンバーガーチェーンのマクドナルドの店舗を訪れ、みずからフライドポテトを揚げて、中間層に寄り添う姿勢をアピールしました。
エプロンを身につけたトランプ氏は、店で働く男性から教わった手順に沿ってポテトを揚げ、ドライブスルーで訪れた人たちにフライドポテトを手渡していました。
民主党のハリス氏は、学生時代にマクドナルドでアルバイトをしていたときの経験を中間層出身のエピソードとして話しています。
トランプ氏としてはこれを意識したもので、ハリス氏がマクドナルドでアルバイトをしていたというのはうそだと根拠を示さず主張していました。
また、記者団からこの日がハリス氏の誕生日であることを告げられると「カマラ、誕生日おめでとう」と述べました。
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