ロシアのプーチン大統領は18日、中ロやインド、ブラジルなどで構成するBRICS首脳会議の開催に先だって、モスクワ郊外で加盟国メディアの共同インタビューに応じた。警戒感が高まっているイスラエルとイランの衝突について、回避に向けた交渉を仲介する用意があると述べた。
ロシア大統領府によると、プーチン氏は「ロシアはイスラエル、イランと信頼関係を築いている」と述べた上で「求められているのであれば双方と接触し、妥協点を見つけるために全力を尽くす用意がある」と述べた。
イランは2024年にBRICSに加盟した。ロシアとは軍事・経済などで関係を強めている。
プーチン氏はまた、11月にブラジルで開催される20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の出席について、ブラジルを訪問せず対面での参加はしない意向を示した。
ブラジルはプーチン氏に逮捕状を出している国際刑事裁判所(ICC)加盟国で、逮捕義務がある。プーチン氏は混乱を避けるためだと説明し代理の出席者を立てる考えを示した。
BRICS首脳会議はロシア西部カザンで今月22〜24日に開催される。
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