アメリカ国防総省は16日、オースティン国防長官がイスラエルのガラント国防相と電話で会談したと発表しました。
中東地域ではイスラエル政府が、イランによる今月1日の大規模なミサイル攻撃に対抗措置をとるとしている一方、イラン側も反撃を辞さない構えを示しています。
会談ではアメリカがイスラエルへの配備を決めた迎撃ミサイルシステム「THAAD」について協議するとともに、オースティン長官がアメリカのイスラエルの安全保障に対する関与は揺るがないと強調したということです。
一方、オースティン長官は、イスラエル軍による隣国レバノンでのイスラム教シーア派組織ヒズボラへの軍事作戦について、国境地帯で停戦監視にあたっている国連の平和維持部隊への攻撃が相次いでいることを踏まえ部隊の安全確保の重要性を強調したとしています。
また、イスラエルとレバノン双方の民間人の安全のため、できるだけ早く外交的な解決を目指すよう求めました。
さらにオースティン長官は、イスラエル政府に対し、ガザ地区での深刻な人道状況への対応を続けるよう働きかけたとしています。
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