韓国・ソウルで行われた協議には、外務省の岡野事務次官、アメリカ国務省のキャンベル副長官、それに韓国のキム・ホンギュン第1外務次官が出席しました。
協議では北朝鮮が今月、首都ピョンヤンの上空に韓国が無人機を飛ばしてビラをまいたと主張し、報復措置も辞さない姿勢を示す中、北朝鮮への対応などについて意見が交わされました。
共同会見で韓国のキム次官は「北朝鮮による意図的に緊張を高める行為を強く非難するとともに、日米韓で緊密に連携し、安全保障面での協力をさらに強化することで一致した」と述べました。
また、キャンベル副長官は「朝鮮半島情勢について深く持続的な検討を行うことができた。韓国が北朝鮮のたび重なる挑発行為に対し、着実で慎重なアプローチを取ったことを称賛したい」と述べました。
協議に先立って韓国外務省は、北朝鮮に対する制裁の実施状況を調査してきた国連安全保障理事会の専門家パネルがことし4月末で活動を停止したことを受けて、多国間での監視チームを設立すると発表しました。
まずは日米韓をはじめ、イギリスやフランスなど、11か国が参加し、北朝鮮の制裁違反や制裁逃れを監視することで国連の制裁の履行を支援するとしています。
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