中国の税関当局が14日に発表した9月の貿易統計によりますと、輸出額は、ドル換算で去年の同じ月と比べて2.4%増え、6か月連続の増加となりました。

主要な貿易相手の東南アジアやアメリカ、それにヨーロッパ向けが増えたことなどが主な要因ですが、8%余りの増加となった8月と比べて、伸びは鈍化しました。

また、輸入額は去年の同じ月と比べて0.3%の増加となり、3か月連続でプラスとなりました。

中国では、不動産不況の長期化や厳しい雇用情勢などを背景に、内需が停滞していて、輸出の拡大が景気のけん引役として期待されています。

ただ、中国の輸出をめぐっては、欧米でEV=電気自動車など中国製品に対し関税を引き上げる動きが出ていて、今後も輸出の増加が続くかが焦点となります。

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