トランプ前大統領は12日、西部カリフォルニア州のコーチェラバレーで選挙集会を開きました。
地元警察は会場近くに設けた検問所で、集会に向かおうとしていた49歳の男を車に複数の銃を違法に所持していたとしてトランプ氏の到着前に逮捕しました。
警察によりますと容疑者は集会の取材許可を得ていると主張しましたが、ショットガンと銃弾が装填(そうてん)された拳銃、そして大容量の弾倉に加え、いずれも複数の名前のパスポートと運転免許証を持っていたということです。
13日の記者会見で警察は、容疑者の動機は臆測になるとしつつ、「3度目の暗殺の試みを未然に防いだと考えている」との見方を示しました。
容疑者は極右のグループに属しているということです。
当局の記録などによりますと容疑者は保釈金5000ドル、日本円にしておよそ75万円で拘束を解かれ、来年1月に裁判所に出頭する予定だということです。
トランプ氏をめぐっては、暗殺未遂事件がことし7月に東部ペンシルベニア州で、先月には南部フロリダ州で立て続けに起きる異常な事態になっています。
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