フロリダ州は先月下旬に直撃したハリケーン「へリーン」に続いて、今月9日にもハリケーン「ミルトン」が上陸し住宅などが大きな被害を受けました。
バイデン大統領は13日、フロリダ州を訪問し、海岸沿いなど被災した地域を視察しました。
視察後、現地で演説したバイデン大統領は、食料や燃料、それに通信設備の復旧などの支援を政府全体で進めているとして「このような時にこそ、私たちは民主党員や共和党員としてではなく、アメリカ人として互いを助け合うために団結するのだ」と述べました。
その上で、電力の復旧や送電網システムの強化などにあてるため新たに6億ドル余りを拠出することを明らかにし、被災地の再建に全力を尽くす姿勢を示しました。
被災地の支援をめぐってはハリス副大統領も10日、西部アリゾナ州で行った演説で党派に関係なく取り組んでいるという考えを強調しています。
アメリカ大統領選挙の投開票日まで残り1か月をきる中、共和党の大統領候補、トランプ前大統領は政権の災害対応を批判していて、バイデン政権としては被災地の支援や再建には党派をこえて取り組むべきだという姿勢をアピールした形です。
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