10月9日撮影フロリダ州 ハリケーン「ミルトン」上陸前

アメリカでは先月下旬にハリケーン「ヘリーン」が上陸し、南部のノースカロライナ州などで洪水や土砂崩れが相次ぎ、大きな被害が出ました。

このハリケーンをめぐり、トランプ前大統領は、バイデン政権が災害対策のための資金をほとんどすべて不法移民への支援にあて、被災者には750ドル、日本円にしておよそ11万円の支援金しか出さないなどと主張し「史上最悪の災害対応だ」と批判しています。

バイデン大統領は9日、ホワイトハウスで開いた災害への対応を協議する会合でこうした主張を否定し「トランプ氏がうその攻撃を主導している」と強調しました。

そして「無責任で、執ような偽情報やうそが人々を不安にさせている。救助や復旧作業への信頼を損ない、助けを最も必要とする人々にとって有害だ」と述べて非難しました。

アメリカでは南部フロリダ州に別のハリケーンが上陸し再び被害が出る懸念も高まっていて、大統領選挙の投票日まで残り1か月を切る中、災害対応も新たな争点に浮上しています。

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