【パリ=時事】イタリアのメローニ首相は26日、同国南部プーリア州で6月13〜15日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、ローマ教皇フランシスコが人工知能(AI)に関する会合に出席すると発表した。G7の活動に教皇が参加するのは史上初という。
メローニ氏はビデオメッセージで、AIを巡るG7の目標は「人間による制御を確実にする管理の仕組みをつくり出す」ことだと指摘。ローマ教皇庁もこの課題に取り組んでおり、教皇の会合出席は「AIの規制、倫理、文化の枠組みの定義に対する決定的な貢献」になると訴えた。
教皇は昨年12月、AIの開発や使用を規制する国際条約の実現に向け、協力を呼び掛けていた。イタリアは今年のG7議長国。
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