イスラエル軍は5日、イランへの報復攻撃について「深刻で重大なものになる」との認識を示した。地元メディアのタイムズ・オブ・イスラエルなどが報じた。計画の策定に多くの時間を割いているという。
イランは1日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ幹部の殺害などへの対抗措置としてイスラエルに弾道ミサイルを発射した。イスラエルはすぐに報復を宣言した。
イスラエルのネタニヤフ首相は5日、イランに報復する姿勢を改めて強調した。「イスラエルには自国を防衛し、これらの攻撃に対応する義務と権利がある。イスラエルはその義務を果たすだろう」と語った。タイムズ・オブ・イスラエルが伝えた。
ロイター通信によると、イスラエル軍のハガリ報道官も同日、報復攻撃について「政治指導者の指示に従い、我々が決定する場所とタイミングで実施する」と話した。
イランの石油施設や核施設が標的となる可能性も取り沙汰されている。バイデン米大統領は4日、自身がイスラエルの立場なら「油田を攻撃する以外の選択肢を考える」と述べた。核施設への攻撃については2日、支持しない立場を表明した。
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