レバノンのイスラム教シーア派組織、ヒズボラの最高指導者の殺害などへの報復として、イランが今月1日、イスラエルに大規模なミサイル攻撃を行ったことを受け、イスラエルは対抗措置をとる構えです。
これについてイスラエルの複数のメディアは5日、軍の話として対抗措置に向けて軍が準備を進めているとしたうえで「深刻で重大なものになる」などと伝えました。
また、イスラエルの別のメディアは5日、アメリカ中央軍の司令官がイスラエルを訪れ、対抗措置について調整するとみられると報じています。
イスラエルがどのような対抗措置に出るかが焦点になっていて、緊迫した状況が続いています。
一方、イスラエル軍は、イランが支援するヒズボラへの攻勢を強め、連日、首都ベイルートなどへの空爆を行っているほか、地域と標的を絞ったとしている南部での地上侵攻でも、攻撃を激化させているものとみられます。
さらに、今月7日でイスラム組織ハマスとの戦闘が始まってから1年となるパレスチナのガザ地区でも連日、攻撃を続けていて、地元のメディアは5日、イスラエル軍による空爆で市民8人が死亡したなどと伝えています。
地元の保健当局はこれまでに4万1825人が死亡したとしていて犠牲者は増え続けています。
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