4日のニューヨーク外国為替市場ではこの日、発表される9月の雇用統計に注目が集まっていました。
統計では就業者の伸びが市場予想を大きく上回り、労働市場の堅調さからFRB=連邦準備制度理事会による利下げのペースが緩やかになるという受け止めが広がりました。
日米の金利差が縮まりにくいとの見方から円売り・ドル買いの動きが加速し、統計の発表前、1ドル=146円台半ばでしたが、一時、1ドル=148円台後半まで、2円余り値下がりしました。
ことし8月中旬以来、およそ1か月半ぶりの円安水準です。
市場関係者は「FRBの金融政策を見極める上で最大の焦点となっていた雇用について力強い内容が示されたことでFRBが11月、大幅な利下げに踏み切るという見方が後退した」と話しています。
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