防衛省は3日、レバノンに滞在する日本人の退避に備えて航空自衛隊の輸送機が日本国内から同日午前に出発したと発表した。周辺国のヨルダンとギリシャに輸送機を待機させる。レバノンにはおよそ20人の大使館員を含めて50人ほどの日本人が滞在している。

当時の木原稔防衛相が9月27日に派遣命令を出していた。空自のC2輸送機2機を活用する。

レバノンではイスラエル軍による地上侵攻が10月1日から始まっている。レバノンに拠点を置くイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラが、イスラム組織ハマスとの連帯を示すためイスラエルへの攻撃に加わったことが背景にある。

防衛省によると、自衛隊機を用いた日本人らの退避はこれまでに8回実施した。

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