会談は、2日午後9時半すぎから、およそ15分間行われました。

冒頭、ブリンケン国務長官が、大臣就任に祝意を伝えたのに対し、岩屋外務大臣は「日米同盟をよりいっそう強化していきたい」と応じました。

その上で岩屋大臣は、中国をめぐるさまざまな課題や、北朝鮮情勢、中東やウクライナの情勢などを踏まえ、法の支配に基づく国際秩序の強化に向けて、日米で連携を深めたいという考えを伝えました。

そして、両外相は、日米同盟の抑止力や対処力をいっそう強化していくことや、インド太平洋地域でルールに基づく経済秩序を維持・強化していくことなどで一致しました。

このほか、イランがイスラエルに対し大規模なミサイル攻撃を行ったことについて、中東地域での全面戦争に拡大するおそれがあることを深刻に懸念し、事態のエスカレーションを強く非難することを確認しました。

会談のあと、岩屋大臣は記者団に対し「ブリンケン長官と信頼関係を築く上で、重要な第一歩となった。できるだけ早く対面で会談を行いたい」と述べました。

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